SWOT分析!?効果的な事業戦略のための、SWOT分析について解説

法人・会社

おはようございます。

東京都内で行政書士事務所を営む倉橋 尚人と申します。

「これまでの個人事業を法人化したい」

「これまでの経験・人脈を活かして独立したい」

「気の合う仲間内で会社設立をしたい」

起業をしようと考える理由は様々あると思います。

しかし起業するために行うべき手続きは多岐にわたり非常に煩雑です。

後先を考えず、安易に進めようとした場合必ず痛い目にあいます。

今回は起業における顧客開拓の準備として代表的なマーケティングのひとつSWOT分析について解説します。

少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。

  →→会社設立のフローや費用についてはこちら

顧客開拓前のマーケティングが重要

経営の神様と言われるピーター・ドラッカーは『マーケティングの理想は販売を不要にすること』と言っています。

マーケティング完璧にできれば、販売する必要がなくなるほどマーケティングが重要だということです。

SWOT分析とは

SWOT分析とは、自社を取り巻く外部環境と自社の内部環境をプラス要因・マイナス要因に分類して分析する方法です。

SWOTとは以下のとおり内部環境・外部環境の各要素を表しています。

【内部環境】

強み(Strength) 自社や製品・サービスに好影響を与える内部環境の要素

弱み(Weakness) 自社や製品・サービスに悪影響を及ぼす内部環境の要素

【外部環境】

機会(Opportunity) 自社や製品・サービスに好影響を与える外部環境の要素

脅威(Threat) 自社や製品・サービスに悪影響を及ぼす外部環境の要素

SWOT分析は自社や外部的要因に対する現状把握と今後の計画立案のために利用されます。

ポジティブな面だけでなく、ネガティブな面にも目を向けることで、自社の立ち位置や改善すべき点を把握することができます。

またSWOT分析を行う場合、「なんとなく」ではなくしっかりとした目的を明確にして取り組みましょう。

目的があればブレることなく、目的に向かって進むことができます。

SWOT分析の手順

実際にSWOT分析をするにはどのようにするか手順を確認します。

1.目的を設定する

上段でも述べたとおり、目的を明確化します。

ブレのない戦略立てのためにも、分析の効果を確認するためにも具体的な(数値的な)目的は必要となります。

目的があればチームとして、向かう方向の意思統一を図ることもできます。

2.外部環境の分析 機会(Opportunity)・脅威(Threat)

外部環境が内部環境に影響を与える可能性もあるため、まずは外部環境である機会(Opportunity)・脅威(Threat)の分析から行います。

  • 機会(Opportunity):自社にとってチャンスとなり得る市場環境の変化や、環境の変化に伴う競合他社の動きの情報を収集・分析
  • 脅威(Threat):自社の強みの部分に対して影響することが考えられる市場環境の変化や、環境変化による競合他社の動向の情報収集・分析

  →→外部環境の分析_PEST分析についてはこちら

3.内部環境の分析 強み(Strength)・弱み(Weakness)

次いで内部環境である強み(Strength)・弱み(Weakness)を分析します。

思い込みや主観ではなく、外部環境や競合状況を加味して判断します。

また数値やデータを用いることでより正確な分析ができます。

  • 強み(Strength):競合他社と差別化できている点や自社商品が売れている理由などを客観的視点で分析
  • 弱み(Weakness):競合他社にあって自社にはない点や自社が苦手としていることを客観的視点で分析

4.クロスSWOT分析で戦略を立てる

SWOT分析の4要因を洗い出したところで、クロスSWOT分析により具体的な戦略・戦術を立てます。

 

機会×強み

自社の強みを活かし、機会をとらえる方法を考案します。

機会×弱み

自社の弱みを改善し、機会をとらえるために挑戦する方法を考案します。

脅威×強み

自社の強みを活かし、脅威を機会へ変える方法もしくは脅威を避ける方法を考案します。

脅威×弱み

自社の弱みを理解し、脅威の影響を最小限に止めるもしくは脅威を避ける方法を考案します。

これらクロスSWOT分析の結果を自社の戦略に落とし込んで具体的な計画を立てます。

計画を遂行して、振り返りは必ず行います。

課題が見つかれば戦略の見直し・計画の立て直しを図ります。

SWOT分析の注意点

SWOT分析の効果を十分に発揮するために注意すべき点もあります。

目標・目的を明確にする

SWOT分析は、あくまで現状を把握するための手法になります。

目標・目的を立てて、ブレることなくゴールへ進むことができます。

その先の目標・目的が無ければ、分析をすることが目的になってしまいます。

機会と強み・脅威と弱みを混同しない

SWOTの4要素を洗い出したとき、どの要素に入れてよいのか悩むこともあります。

特に「機会と強み」「脅威と弱み」が混同しがちです。

機会・脅威はあくまでも外部的要因で自分たちでコントロールすることができません。

逆に強み・弱みは自社の客観的な要素になり、弱みを強みへ変えることもできます。

万能な分析方法ではない

どの分析方法でもいえることですが、必ず正確な分析ができる万能の手法はありません。

分析方法の特徴をとらえ、有効に活用しましょう。

SWOT分析以外の代表的なマーケティング

PEST分析以外においても、代表的なマーケティング手法が存在します。

ここでそれぞれ内容に触れることはしませんが興味がある方は、チェックしてみてください。

  •  3C分析
  •  PEST分析
  •  STP分析
  •  5フォース分析
  •  4P分析
  •  バリューチェーン分析

まとめ

今回はSWOT分析について解説しました。

SWOT分析を活用することでビジネスチャンスを掴みに行きましょう。

不安な点やわからないことがあれば、法律専門家へ相談することも重要です。

どの専門家へ依頼するかは自身の事業内容によって様々だと思います。

会社設立まで、会社設立後の計画をしっかり立てて夢や野望のために進んでいただければ幸いです。

↓↓↓個人的にご相談されたい方はこちら

行政書士倉橋尚人事務所

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